ホーム > ニュース > 量子コンピューターのワイルドカードとなる粒子を解明
講演会のお知らせ (10/28:高野義彦 氏 (物質・材料研究機構・筑波大学))
講演題目:機械学習を用いた材料探索
講師:高野義彦 氏 (物質・材料研究機構・筑波大学)
日時:10月28日(木)16:30
場所:コラボレーション棟3階 コラボレーション室
要旨:
近年、データを活用した材料開発に注目が集まっているが、具体的に新材料の開発に成功した例は極めて少ない。一方、水素社会の実現のために、磁気冷凍による液体水素の製造が期待されているが、水素液化温度付近で効率の良い磁気冷凍材料が見つかっていない。
そこで我々は、機械学習を用いて、新規磁気冷凍材料の探索を行い、水素液化温度付近で世界最高の性能を示す2次転移物質であるHoB2の発見することに成功した。本講演では、機械学習を用いて材料の発見に至った経緯について述べるとともに、さまざまな性材料への機械学習の応用について、基礎研究の立場からその可能性を検討したい。
世話人 横谷 尚睦(内線7897)