題目 |
非断熱量子干渉効果を利用した電子制御
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講師 |
萱沼洋輔 氏
(大阪府立大学大学院工学研究科教授)
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日時 |
平成16年12月12日(火)
16:00-
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場所 |
コラボレーションセンター3階 コラボレーション室
(岡山大学津島キャン
パス内 ) |
要旨 |
量子コンピュータや量子通信などの未来技術の展開のためには、量子ビットおよびその集合体を自在に操る物理的手法の開発が重要である。最近、
半導体量子ドットやジョセフソン量子箱などのナノ構造体で2準位系の長時間ラビ振動が観測され、このラビ振動を用いた電子操作が多く議論されている。しか
し、そのためには急峻な立ち上がりと立下り波形をもつゲート電圧が必要で、これが技術上のネックとなる可能性がある。講演では、非断熱準位交差を用い、滑
らかな時間波形のゲートパルスのみで量子ビット操作を行う方法を提案し、ゼナー行列による解析および関連した外場駆動量子ダイナミックスの話題を紹介す
る。
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世話人 |
理学部物理学科 岡田 耕三
(TEL: 086-251-7807)
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