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令和 6年度(2024年度)第3回 物理教室談話会
可搬型中性子装置講演会
題目 | 理研小型中性子源システムRANSプロジェクト -現場で役に立つ中性子線利用へむけて- |
講師 | 大竹 淑恵 氏 (理化学研究所光量子工学研究センター中性子ビーム技術開発チーム チームリーダー、 ニュートロン次世代システム技術研究組合 理事長)) |
日時 | 2024年8月6日(火)14:00-15:00 |
場所 | コラボレーション棟3階 コラボレーション室 |
概要 | 中性子線は高い透過能と、分析能を特徴とする量子ビームであり、「いつでも,どこでも中性子利用」を目指して、理研では、ものづくり現場やインフラ現場で利用できる、コンパクトな中性子線による非破壊計測技術開発を進めている。 2023年3月31日には、非破壊で塩分濃度計測が可能とする中性子塩分計RANS-μ(ランズマイクロ)が点検支援技術性能カタログ(橋梁・トンネル) に搭載され、橋梁現場での計測を開始し、さらに床版内部の滞水、土砂化、吊り橋ケーブル内滞水を非破壊可視化可能とする可搬型中性子源システムRANS-IIIの開発も進んでいる。 本講演では、中性子線の特徴、屋内装置による非破壊での床版内劣化可視化技術開発の現状さらに、中性子塩分計RANS-μ、また可搬型中性子源システムRANS-IIIの開発や社会実装へ向けた取り組みについて講演する。 |
世話人 | 世話人 池田直(内線 7810) |