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ーBarry Barish氏(LIGO/カルテック)と村山斉氏(東大カブリIPMU機構長)―
山陽新聞(5月24日)にて報道されました

5月23日(火)13時-15時30分:重力波発見と宇宙に関する2つの公開講演(英語)
ーBarry Barish氏(LIGO/カルテック)と村山斉氏(東大カブリIPMU機構長)―
山陽新聞(5月24日)にて報道されました

 岡山大学では、アインシュタインが100年前に予言した重力波を検出するために作られた国際実験チーム「LIGO」で実験チーム元責任者を勤めたBarry Barish氏(カリフォルニア工科大学名誉教授、2011年米国物理学会会長)と、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構・機構長村山斉氏を招いた講演を行います。
 LIGO実験チームは昨年2月、2つのブラックホール連星が合体した時に発生された重力波を直接検出したと発表。Barry Barish氏が重力波の発見と、最新の研究結果について講演します。その講演の前に、宇宙素粒子理論分野で世界で活躍する村山斉氏が重力波発見の意義や宇宙について解説します。
 この発見は、アインシュタインの一般相対性理論の検証であり、かつ、ブラックホールの最初の直接観測という世紀の大発見です。その後も、重力波の候補が発見されており、今年度のノーベル物理学賞の筆頭に挙げられています。画期的な発見のLIGO実験の公式講演やその理論解説を英語で聴くことができる貴重な機会です。

  • 日時:平成29年5月23日(火)13:00~15:30 (開場 12:30)(各講演1時間、質疑応答)
  • 場所:岡山大学創立五十周年記念館 金光ホール
    1)「Studying the Cosmos from Underground」(地下から宇宙を探る)
    ― 村山斉氏(東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構長)―
    2)「From Einstein to Gravitational Waves and Beyond 」
    (アインシュタインから重力波まで、またその先にあるもの)
    ― Barry Barish氏(カリフォルニア工科大学名誉教授、2011年米国物理学会会長)―

対象:大学院自然科学研究科の教職員・大学院生。参加自由。
主催:学術振興会新学術領域研究「地下素核研究」、岡山大学
連絡先:岡山大学自然科学研究科(理)作田誠 
電話:086-251-7822
電子メイル:sakuda-m_at_okayama-u.ac.jp

補足:
本講演会は、新学術領域研究「神岡地下素核研究」(2014-2018)の研究会
(5月21~23日、50周年記念館、世話人代表作田誠)の招きで実現しました。
21日-23日午前の研究会では、神岡地下素核研究の研究者達が、ビッグバン以後の宇宙の成り立ちの謎を解く最前線の研究について議論します。
この研究会は専門家向けであり、参加登録が必要です。

研究会URL
http://www.lowbg.org/ugnd/workshop/sympo_all/201705_Okayama/index.html

この講演の様子は山陽新聞に掲載されました。

山陽新聞2017年5月24日29面掲載
山陽新聞社の許可得て掲載しております。転載はご遠慮ください。