令和 3年度（２０２１年度）第6回 物理教室談話会

題目	超新星重力波星震学
講師	祖谷 元 氏（理化学研究所）
日時	令和4年3月17日(木)　16：30～
場所	コラボレーション棟3F コラボレーション室
概要	重力波の直接観測が可能となった今、天体観測において重力波は電磁波やニュートリノに次ぐ新たな手段となった。これまで、コンパクト連星系の合体時からの重力波の観測には成功しており、次なるターゲットは近傍の超新星爆発であると期待されている。一度、超新星爆発が起これば、おそらく重力波とともに電磁波とニュートリノの同時観測が初めてなされると考えられている。 　超新星重力波に関しては、数値シミュレーションにより研究がなされてきて いるが、その物理的な背景の理解は不十分であった。そこで、我々は星震学的手法により、超新星重力波から原始中性子星の物理に迫ることを目指している。 　本講演では、我々の最近の仕事を簡単に説明するとともに、今後の課題について議論したいと思う。 リーフレット
世話人	小汐　由介（内線7817）