先輩からの一言 (2012年度編入 三好朋子 氏)

三好朋子 氏 (旧姓 橘高朋子 氏) （2012年度　高専からの編入,2015年度　岡山大学大学院自然科学研究科数理物理科学専攻博士前期課程修了）

　私は物性物理学をさらに深く学びたいという思いから2012 年度に編入学しました。 私にとって岡山大学での学生生活はとても楽しい時間でしたし、学業はもとより一個人としても成長を感じる事ができました。
　入学当初は知人もおらず不安もありましたが、授業や学生実験等を通じすぐに友人ができました。 また、わからないことがあるときには、先生方にすぐに質問でき、時には研究室までお邪魔させていただくこともありましたが、 研究でお忙しくされていても先生方は快く対応してくださいました。
　学部4 年生からは研究室に配属され本格的に研究活動がスタートしました。 岡山大学では物性物理学系の研究が充実しています。またSPring-8 などの放射光施設が近くにあるという強みから放射光実験も盛んに行われています。 学生時代に世界最先端の研究施設で実験し、’世界で初めての発見’に立ち会うことができる喜びは素晴らしいものでした。
　そんな楽しく刺激的な研究活動の中でも先生方が特に大切にされ手厚くご指導くださったことは、 論理的かつ真摯に自然が示す'事実'に向き合うことと、自分の成果を他者に伝えることの重要性です。 これは社会に出てどんな職種に就こうとも非常に大切なことです。先生方に教えていただいたことは、 今でも文書を書いたり開発レポートをまとたり、プレゼンテーションをしたりする際にとても役に立っています。
　岡山大学で得た知識と経験は私の人生の中でとても大切な宝物です。 皆さんの貴重な時間をぜひ岡山大学で過ごしてみませんか。専門知識はもちろんそれ以外の重要な何かを皆さんもきっと得られることと思います。